エリア

1. 開業資金相場を知っておきましょう!

お客様と店舗工事、内装工事のお話をする際によくいただく質問が「開業資金はこれ位ですが、大丈夫でしょうか?」というものです。
初期費用のイメージはお客様のそれぞれの感覚ですので、実際に開業の際、どれくらいの資金がかかるかは物件の条件や業種によって違います。
今回は飲食店を事例としてご紹介させて頂きます。
飲食店の場合の物件取得費(土地の代金)
【1】 保証金 入居の際の敷金、平均10ヶ月が相場で交渉次第
【2】 礼金 物件によって不要の場合も
【3】 契約手数料(仲介手数料) 不動産会社さんへの報酬
【4】 前家賃 翌月分の家賃及び工事期間中の家賃(1ヶ月間フリーレント物件の場合もある。)
【5】 店舗工事費(内装工事) 設計施工代金
【6】 厨房機器 飲食店の場合の設備
【7】 食器及び什器類 レジ、伝票、券売機、フロアマット、傘立て
【8】 広告費 ネット媒体及びフリーペーパー類

上記の合算が開店資金となります。
営業収入の計算とランニングコスト
【1】 売上高 客席×客単価×回転数=一日の売上×営業日数
【2】 家賃 毎月の家賃
【3】 材料費 仕入れの食材及び酒、飲料類
【4】 人件費 オーナー、従業員の給与(雇用保険、社会保険料、交通費)
【5】 光熱費 水道及び下水道使用料、電気、電話、ガス
【6】 消耗費、諸経費 洗剤、伝票、ティッシュ、容器の備品類
【7】 税金 取得税、消費税
【8】 借入金返済額 元金+利息
【9】 貯金 店舗展開の準備資金、機器類設備のメンテナンス資金

売上高-ランニングコストの差し引きの数値が営業収入になります。
営業収入×設定年数-開店資金=0になった時点で借入返済額分が利益として計上されます。
上記の減価償却期間をどれくらいの年数に設定するかによって、最初の工事費用などの予算を組み借入額(開店資金)の設定を行います。
また、周知かも知れませんが、経費の内訳の参考に下記図を参考にしてください。

1.開業資金相場とは