エリア

6. 工事の発注 見積もりでの注意点

現地を見せてもらうまでご提案やお見積もりも出せないのが現状です。
時として、「いくらくらい?」と聞かれることがありますが、坪数などでテナント区画内が一般的に問題をクリアーしている場合の工事金額をお客様とのヒヤリングの中でご要望をイメージして申し上げることがございますが、おそらくお客様の不安材料を取り除くひと言として申し上げているに過ぎません。
また、「坪いくら?」というご質問を頂きますが、【テナントの面積=店舗の厨房の面積、客席の数】ではありませんので、簡単に「坪あたり○○万円です」とお答えする業者は、仕事が欲しいので安めに伝える可能性がありますので、信用が出来ないという事を先に申し上げさせて頂きます。
内装工事は、お店の業種、大きさ、面積、現状、ご希望によって、全く異なるというのが理由です。
提案や見積もりは、内装業者へ連絡をして無料の現場調査を依頼してください。

6. 工事の発注 見積もりでの注意点
①設計士にデザインを依頼する場合
当社には一級建築士が所属しており、提携もしております。
デザイン料金は無料ですが、基本的に設計事務所に依頼する場合、工事費用の5%~15%位が相場だと言われています。勿論、規模や掛かった時間によって各設計事務所によって違いますので、依頼される際はしっかりとした確認をして下さい。

また、設計事務所からの紹介の内装業者も決して適正とは言い切れません。設計士が業務の流れとして取り組みやすいなどの理由によるものあり、優れた設計事務所では、そこから数社の内装業者の入札制度を採用されています。
【豆知識】設計事務所と施工業者の違い
【施工業者】
施工会社→デザインより施工や経験を重視
内装工事事例→数の多さより店舗のクオリティ―が重要

【デザイナー】
設計士→普通の問いに普通の回答であれば普通のデザイン
プラン→プランが多い分だけで内容の密度に疑問
斬新なデザイン→デザイン性に伴って材料のコスト面の確認

【店舗デザインのポイント】
常識と言われているデザインが実際に必要かどうか、常識にとらわれず何を全面に演出したいか?
店舗デザインの目的は、自分の夢を実現し人を感動させる事で家族の暮らしを作る。
物件の多さや会社の規模、広告や完成予想図の豪華さという一般的な安心ではなく、大切な事はお店の個性と店舗の収益は、生活を支える収入源です。
演出する店舗デザインの意味と役割をしっかりと考え、地域NO1の繁盛店を築いて下さい。
②知り合いの内装業者に依頼する場合
知り合いの業者があっても、内装業者側もビジネスです。
親戚だから、同級生だから、安くなるとは考えづらく、実際依頼してみると内装業でも総合の内装業ではなく、クロス屋さんが仲間を集めて工事を行ったり、知り合いの職人さんが紹介して、現場初日に顔を出してから全く現場に来ないなどというトラブルも聞きますので、工事の範囲や監理能力のあるのか見定めることが重要です。
また、値段についても遠慮なく希望を言いづらく、施工中、施工後のクレームや変更があってもなかなか言えないと思います。提案を受けた後に断るのにかなり気を使います。紹介者との人間関係がおかしくなる可能性すらありますので、よくお聞きする一例ではございますが、上記のようなリスクがあるということを覚えておいて下さい。

お客様の施工が当社であっても違う業者であっても実直に感じる意見を述べさせて頂きます。内装工事業者の選定に関しましては、まず自分の希望内容を聞き入れて意見をする業者だと思います。また、何より内装工事事例がありイメージに近い施工をしているか、信頼できる業者かという事です。
まとめ
【1】自社のコストを優先して考えていないか?
【2】設計事務所に発注する場合、デザイン性だけが優先されていて営業にあたってしっかりオペレーションの動線が確保されているか?材料コストなどの説明をしっかり受けて建築費用が抑えられているか?
【3】工期がしっかり明確になっているか?消防署や保健所などの事前打ち合わせが済まされているか?または理解している業者か?(キャバクラなどは風営法の規制もあり、照明の明るさや間口の大きさ、間仕切りの高さにも規制があります。)

当社は、お客様のご要望に対し、懸念する反対意見など申し上げる場合がございます。飲食店経験者、調理師が在籍し、そして清掃事業部も併設しているため、汚れの原因、店内の美観の維持など、商業施設に関して作るだけではなく、その後のメンテナンス性も常に意識してご提案申し上げさせて頂きます。