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7. 内装工事、これだけは気をつけましょう!

仕様プランが決まってから打ち合わせの主役となるのは見積書。内装業者によって書式や書き方は異なりますが、見積書には、具体的な工事の内容や範囲、どのような材料・機器を使っていくらの費用で工事を行うのかが詳しく書かれています。
しかし追加工事が発生し、予想外の出費に関して決して良いものではありません。
追加工事が発生するパターンの主な内容を記載させて頂きますので、事前に把握しておくことで、トータルの予算の用意や、極力追加工事は発注しない様にあらかじめ決めておく事も出来ると思いますので、ご参考にして下さい。

7. 内装工事、これだけは気をつけましょう!
【1】工事を開始して分かる場合のケース
店舗工事では、事前に現地調査をしても、見積もりの段階では正確な費用が算出できないものがあります。たとえば、壁の中や床下にある木材、土台の状況(腐食やひび割れ)などは、実際に壁や床を壊してみないとわかりません。
尚、費用が算出できないといっても、経験豊富な施工業者であれば、状況に応じての見積もりの用意も可能です。当社におきましては工事契約に関しましては、不動産契約の時の様にしっかりとお話し合いを進めながら、工事工程表、仕様書、図面など誤解や行き違い場無い様に打ち合わせを行い、事前にお送りする契約書に合意出来てからのご契約となります。
【2】追加工事の区別と追加発注の意思表示
見積書に書かれた内容に変更があったにも関わらず、有償か無償か、また費用はいくらなのかをあいまいにしたまま工事を進めてしまったことが原因です。
大事なことは、見積書に書かれている工事範囲と工事内容をしっかりと確認します。

当社では、お見積もり段階では未決であった、クロスの柄や床材などの決定内容に関しましては、工事でのお立会いの中では、毎回議事録を作成し、捺印もしくはサインを頂きます。

さらに、工事の追加や変更については、現場にいる職人さんに話すのではなく、施工業者の担当者に発注してください。追加工事を行う場合は、必ずお見積もりを作成いたします。料金を確認することは言うまでもありませんが、その場合も、口頭ではなく、追加工事の見積書を確認してから正式に発注することが大切です。
【3】工事開始後の仕様変更
店舗工事が進み、具体的な店舗の内装や設備の形状が見え始めると、「ここに棚が欲しい」、「やはり厨房に食器洗い機が必要」、「コンセントの増設・移動をしたい」など、お客様が営業する上での要望が出てきます。
新しい部分と古い部分の差が目立ち、結果的に全部クロスを施工したり塗装したりするケースはよく見受けられます。
ほかにも、「照明器具を新しくしたい」、「カーテン、ブラインドを取り付けしたい」、「インターホンを取り付けたい」などさまざまなグレードアップの事例があります。

店舗工事終了後に自分で機器を購入して交換や取り付けを行うなら問題ありませんが、追加工事の内容によって工期が延びることも懸念されます。
実際にオペレーションのイメージは完成間近になって分かることも多いのですが、事前にしっかりと工事内容について検討しておくことが大切です。